BNB
BNBは
BNB Chainエコシステムのネイティブ暗号資産で、2017年にイニシャル・コイン・オファリング(ICO)を通じて誕生しました。ブロックチェーン上での取引や、
分散型アプリケーション(dApp)の利用を支えるユーティリティトークンです。
BNBは2017年6月26日から7月3日にかけて実施された
ICOを通じて初めて発行されました。このトークンセールでは、当初の総供給量2億枚のうち、およそ半分にあたる1億BNBが1枚あたり約0.10〜0.15米ドルで販売されました。BNBは当初、
イーサリアムネットワーク上の
ERC-20トークンとして発行されましたが、その後BNB Chain独自のインフラへと移行しています。
BNBは、コミュニティ主導型のブロックチェーンネットワークであるBNB Chainのネイティブ資産で、ステーキングによってバリデーターになることができます。また、ネットワーク上のトランザクション手数料の支払いに使われるほか、BNB Chain上に構築された
暗号資産ベースの分散型アプリケーション(dApp)や
分散型金融(DeFi)プロトコルの利用にも使えます。
BNB Chainは、Proof of Staked Authority(PoSA)と呼ばれるコンセンサスメカニズムを採用しています。この仕組みは、
プルーフ・オブ・ステークと
プルーフ・オブ・オーソリティの要素を組み合わせたものです。ほかの一部のブロックチェーンネットワークに比べ、トランザクションの
ファイナリティを高速化しながら手数料を抑えられます。
BNBの当初の総供給量は2億枚でしたが、BNB Chainは四半期ごとの自動バーンメカニズムを通じて、循環供給量を段階的に削減しています。2026年第3四半期時点で36回の四半期バーンが完了し、総供給量は約1億3,300万枚まで減少しています。このバーン量はBNBの価格とネットワーク上で生成されたブロック数に応じて調整されており、最終的に総供給量を1億枚まで減らすことを目指す仕組みです。
BNBはBNB Chainエコシステム内で、次のような用途があります。
BNB Chainネットワーク上でのトランザクション手数料の支払い
BNB Chain上に構築された分散型アプリケーション(dApp)やゲームの利用
ネットワークバリデーターとして
ステーキングし、ブロックチェーンのセキュリティを支える
BNB Chain上のプラットフォームで開催されるトークンローンチイベントへの参加
BNB Chainの2026年ロードマップでは、スループット(処理速度)の向上、BNBAgent SDKによるAIインフラの拡充、トークン送金やスマートコントラクトへのプライバシー機能追加という3つの取り組みが重点課題として掲げられています。これらの取り組みを通じて、BNB Chainは企業システムとの統合や現実資産(RWA)のトークン化に対応できる基盤づくりを目指しています。