Binanceをご利用の皆様
当社がお客さまからご依頼を受けて行う暗号資産の移転取引について、既に本年春先より犯罪による収益の移転防止に関する法律、政令、施行規則、及び事務ガイドライン等(以下、法律等)の改正内容の施行に伴う、いわゆる「トラベル・ルール等」が施行されておりますが、当社においては以下の通りの対応とさせていただきます。
【トラベルルール等対応開始日時】
2023 年 8 月 1 日(火)
【対象となるお客様】
当社にて口座開設されたすべての法人・個人のお客様
【送付先別の暗号資産の出庫可否】
当社は「グローバル・トラベル・ルール(Global Travel Rule)」(以下「GTR」、https://www.globaltravelrule.com/en/home)に対応しております。その結果、特定の送付先への暗号資産の出庫はお取り扱いできませんので、ご注意ください。
「アン・ホステッド・ウォレット」とは、利用者が自ら管理するウォレットを指します。
なお、「通知対象国・地域」は以下の金融庁ホームページの通知よりご確認ください。2023年8月時点では以下の各国となっております。
https://www.fsa.go.jp/news/r4/sonota/20230203-2/04.pdf
【暗号資産の入庫時の取扱い】
当社のお客さまが外部のウォレットから暗号資産を受け取る際は、GTR経由で通知必須情報が受領されているか否かを確認させていただきます。当社に通知必須情報が届いていない場合には、受取人たるお客さまに、当該取引の送付人情報等をお伺いします。正しい送付人情報等をご提供いただけない場合は、当該暗号資産をお受け取りいただけなくなる場合もありますので、ご注意ください。
【トラベルルールとは】
トラベルルールとは、「利用者の依頼を受けて暗号資産の送付を行う暗号資産交換業者は、 送付依頼人と受取人に関する一定の事項を、送付先となる受取人側の暗号資産交換業者に通 知しなければならない」というルールです。 このルールは、FATF(金融活動作業部会)が、マネーロンダリングおよびテロ資金供与対 策についての国際基準(FATF 勧告)において、各国の規制当局に対して導入を求めている ものです。
金融庁:暗号資産・電子決済手段の移転に係る通知義務(トラベルルール)
https://www.fsa.go.jp/news/r4/sonota/20230203-2/00.pdf
【トラベルルールの目的は】
テロリストその他の犯罪者が自由に電子的な資金移転システムを利用することを防ぎ、不正 利用があった場合にその追跡を可能とすることを目的とするものです。
(ご参考)
日本暗号資産取引業協会(JVCEA):暗号資産の送付を会員にご依頼される利用者の 皆様へ https://jvcea.or.jp/news/main-info/20230322-001/
金融庁:犯罪による収益の移転防止に関する法律施行令の一部を改正する政令案等の 公表について
https://www.fsa.go.jp/news/r4/sonota/20230203-2/20230203-2.html
今後とも変わらぬご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。
Binance チーム
2023-08-01
ウェブサイト:
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*Binanceは、本アナウンスメントを予告なくキャンセルもしくは変更することができます。
暗号資産取引に関する注意
暗号資産は、日本円やドルなどのように国がその価値を保証している「法定通貨」ではありません。インターネット上でやりとりされる電子データです。
暗号資産は、価格の変動により損失が生じることがあります。暗号資産の価格が急落したり、突然無価値になってしまうなど、損をする可能性があります。
暗号資産は、市場状況や流動性の変動により、注文した価格や量で取引ができなくなる可能性があります。
暗号資産は、ブロックチェーンその他の記録の仕組みの破綻等により、その価値が失われる場合があります。
電子認証に用いられるログイン情報が漏洩した場合、その情報を第三者が悪用することによってお客様に損失が発生する可能性があります。
自己管理ウォレット等を利用した場合、秘密鍵やパスワードを失った場合、保有する暗号資産を利用することができず、その価値が失われる可能性があります。
当社はお客さまの資産を当社の資産とは分別して管理しておりますが、当社が倒産した場合には、預託された金銭及び暗号資産を返還することができない可能性があります。
暗号資産は代価の弁済を受ける者の同意がある場合に限り代価の弁済のために使用することができます。
暗号資産の価格は購入価格と売却価格に差があります。