アラメダ・リサーチの資産清算人に関連するウォレットが、週末に仮想通貨取引会社カンバーランドとGSRマーケッツに1億ドル相当のステーブルコインを送金した。
アーカム・インテリジェンスによるオンチェーン分析によると、米国の銀行不安の中、週末にデペッグの犠牲となった4,700万ドル相当のUSDコイン(USDC)が3月13日にGSRマーケッツに送金され、さらに2回の取引で5,030万ドルがカンバーランドに送金された。
ブロックチェーン調査会社ルックオンチェーンによると、これまでFTXとアラメダにリンクされていた他の3つのウォレットは火曜日に1億8858万ドルを仮想通貨取引所コインベース、クラーケン、バイナンスに送金した。資本が破産手続きに沿って統合されているのか、利回りを生み出すために配分されているのかは不明だ。
就任後数週間で69万ドルの報酬を受け取ったFTXの新CEO、ジョン・J・レイ3世氏は、11月のFTXとアラメダの破綻後、債権者に全額を弁済するための一連のアイデアを検討してきた。その1つがFTX取引所の再起動だ。
「あらゆることが検討されている」とレイ氏は1月にウォール・ストリート・ジャーナル紙に語った。「もしその上で前進できる道筋があるなら、我々はそれを検討するだけでなく、実行するだろう」


