U.Todayによると、有名なトレーダーのピーター・ブラント氏がイーサリアム(ETH)先物でショートポジションを取っていることを公表した。イーサリアムに対する批判的な姿勢で知られるブラント氏は、以前からこのデジタル通貨は一般的に弱く保有されていると示唆していた。週末が近づく中、ブラント氏はイーサリアム先物で正式にショートポジションを取っていることを認めた。ブラント氏は、カウンターパーティリスクが高いため、ショートスポット取引は行わないと明言した。

ブラント氏は、デジタル通貨の将来が強気ではないと固く信じており、イーサリアムを空売りしてきた経歴がある。同氏は以前、イーサリアムの価格が600ドルまで下落すると予測していたが、その予測はまだ実現していない。しかし、同氏は数か月前にイーサリアムの取引を開始し、チャートが好機を示していると述べている。

ブラント氏はイーサリアムに対する現在の見解を示すグラフを共有した。グラフは、イーサリアムが4月のピーク時の3,500ドル超から継続的に下落し、最近の転換点は3,058.43ドルで、その後は長い弱気相場が続いていることを示している。執筆時点では、イーサリアムの価格は3,000ドルのサポートゾーンを突破し、現在は2,908.05ドルで取引されており、24時間で4.17%の下落となっている。

ブラント氏のイーサリアム先物ショートトレードには注意点がある。同氏はフォロワーに対し、常にストップロスを使用し、週末に市場が不利な方向に動いた場合はスポットを購入し、月曜日に先物ポジションと交換する予定だとアドバイスしている。

ブラント氏は仮想通貨取引で数十年の経験があり、多くの支持者もいるが、イーサリアムに対する彼の悲観的な見通しに誰もが同意しているわけではない。イーサリアムの最近のイノベーションとプロトコルのアップグレードを考えると、これは特に当てはまる。同ブロックチェーンは現在、共同創設者のヴィタリック・ブテリン氏が最近提案したガス料金の問題に対する解決策を模索している。