CryptoPotatoによると、米国最大の仮想通貨マイニング企業の一つであるHut 8は、4月の自社生産量が大幅に減少したと報告した。5月6日の同社の発表によると、4月の採掘BTCは3月に比べて36%減少した。この減少は主に、マラソンデジタルホールディングスが買収したネブラスカ州とテキサス州の拠点から2万5000台以上のマイニングマシンを移転したことによる。Hut 8は、ハッシュレートが5.4 EH/s(エクサハッシュ/秒)から4.5 EH/sに低下したため、4月の生産BTCは3月の231 BTCから148 BTCに減少した。

Hut 8は生産量の減少を報告した唯一の大手ビットコインマイニング企業ではない。業界メディアThe Miner Magによると、Bitfarms、Cipher、CleanSpark、Core Scientific、Riot、Terawulfなどの他の上場マイニング企業も、4月に6%から12%の生産量の減少を報告している。4月20日の半減期イベントにより、ブロック報酬は半減して3.125 BTCとなり、マイニング生産量も1日あたり900 BTCから約450 BTCに半減した。しかし、ビットコインルーンが発売された際にBTC手数料市場は半減期の影響を一時的に打ち消し、ブロックスペースの需要を押し上げた。とはいえ、最新のミームアセットブームが人気を失うにつれて、BTC生産率は引き続き低下し、マイナーの売却が増えると予想される。

ライオット・ブロックチェーンは5月6日、4月の生産状況を報告した。同社の4月のBTC生産量は12%減少し、3月の425BTCから375BTCに減少した。しかしライオットは、自社採掘ハッシュレートの総容量が2024年末までに31EH/sに達し、現在の2倍以上に増加すると予想している。生産量の減少は、収益性、つまり「ハッシュ価格」の低下と一致している。ハッシュレートインデックスによると、現在のハッシュ価格は1テラハッシュあたり1秒あたり1日わずか0.05ドルだ。半減期の頃に急騰した0.182ドル/TH/s/日から72%下落し、2021年の最高値である約0.400ドル/TH/s/日からはなんと87.5%も下落している。