CoinDeskによると、著名な株式仲買人で金投資家でもあるピーター・シフ氏は、ビットコインが数ドルで取引されていた2010年にビットコインに投資しなかったことを後悔していると表明したという。ビットコインを長年批判し、ビットコインを「チューリップマニア2.0」と比較してきたにもかかわらずだ。シフ氏は、潜在的な利益のためだけに投資しただろうと述べ、それを「天才的な」行動ではなくギャンブルに例えた。

シフ氏は2014年のCoinDeskとのインタビューでビットコインの下落を予測し、2013年のCNBCインタビューではそれを「チューリップマニア2.0」に例えた。それ以来、同氏のスタンスは変わっていないが、利益の可能性を考えれば投資を躊躇しなかったはずだ。データによると、ビットコインは基礎技術の成長や米国で提供されているスポット上場投資信託(ETF)からの需要など、複数の要因により過去1年間で200%以上急騰した。データによると、金は過去1年間で13%上昇した。推定時価総額は14兆ドル。

シフ氏は、ビットコイン投資の成功を「天才的」な行動ではなくギャンブルに例え、「他の人が愚かで高い値段を払って買ってくれることに賭けて、私なら買っていただろう」と語った。