エリザベス・ウォーレン上院議員は、ジョン・ケネディ上院議員(ルイジアナ州共和党)とロジャー・マーシャル上院議員(カンザス州共和党)とともに、月曜日の夜遅くに書簡を送り、破産した取引所FTXとその姉妹会社アラメダ・リサーチ間の送金を円滑にしていたとされる役割について、仮想通貨に友好的な銀行シルバーゲート(SI)に説明を求めた。

FTXの破産後、CEOのサム・バンクマン・フリード氏が、同取引所から自身が所有するトレーディング会社アラメダ・リサーチに顧客の資金を大量に移したとの疑惑が浮上している。上院議員らの書簡は、シルバーゲートがこの行為にどのような役割を果たしたのかという投資界での疑惑と並行して出されたものである。

破産申請によると、FTXとバンクマン・フリード氏の仮想通貨帝国の関連企業はシルバーゲートに約20の異なる口座を保有していた。

「バンクマン・フリード氏が『約100億ドルの顧客資金を密かに自身のトレーディング会社アラメダ・リサーチに移し』、『危険な賭け』に資金を提供したという報告があり、これは米国証券法とFTXの利用規約の両方に違反している」と書簡は述べている。「シルバーゲートがFTXの顧客資金をアラメダに移すことを手助けしたと示唆する報告があるため、我々はシルバーゲートのこれらの活動における役割を懸念している」

シルバーゲートの株価は、FTXの崩壊以来、およそ50%の下落を続けており、さらに6.15%下落し、火曜日の午前の取引で52週間の安値を更新した。

NBCによると、シルバーゲートは次のような声明を発表した。「他の多くの銀行と同様に、シルバーゲートはFTXとアラメダ・リサーチによる顧客資産の不正使用やその他の判断ミスの被害者であり、全面的に協力することで、デジタル資産エコシステムにおける当社の役割について真実を明らかにすることができると信じている」。同銀行は12月19日までに上院議員らに正式に回答する必要がある。