えー、ようこそのお運びで、厚う御礼申し上げます。今日はひとつ、ブロックチェーンの噺でお付き合いを願います。

10月20日から26日までの1週間、TRONに3つのニュースがおました。上場企業がネットワークの守り手の頂点に立った。世界のデジタル・ドルの流れを、第三者の調査機関が数字で裏付けた。ほんで、利用者の払うた手数料で、並み居るチェーンを抑えて首位に立った。

「甚兵衛はん、てんでバラバラの話でんな」

「アホ言え、これは一つの噺や。TRONはこの1週間で、3つの選挙に勝ちよったんや」

「そら嘘や。選挙カーなんか一台も来てまへんで」

「まあ聞け」

一つ目は、コミュニティがTRXで投票した選挙や。NASDAQ上場のTron Inc.が、TRONのスーパーレプレゼンタティブ、SRに選ばれたと発表したんが10月19日。SRいうのは、ブロックを作り、取引を確かめ、ガバナンスを担う27の守り手のこっちゃ。選ばれた時は27位、委任されたTRXは7.6億。滑り込みや。

ところが10月21日、これが1位に躍り出よった。委任TRXは約37.1億、わずか数日で約5倍。自前のTRXが約7.2億やさかい、その5倍を超える票が集まったわけや。

「で、その会社は何の商売を」

「子会社でな、世界のテーマパーク向けに玩具や土産物を作っとる」

「おもちゃ屋はんがドル決済網の守り手の筆頭? そら、おもちゃにしたらあきまへんで」

CEOのリッチ・ミラーはんは、コミュニティからの強い信任やと言うてはる。SRの順位は、TRX持ってる人がステーキングして投じる一票一票で決まる。正真正銘の選挙や。

二つ目は、世界がドルで投票した。CoinDeskの四半期レポートでは、2026年第3四半期末、ステーブルコイン送金量の約73%がTRONを通った。主要チェーンで一番や。TRON上のUSDTは約927億ドルで過去最高、USDT全体に占めるシェアは9月中旬に今年最高の50.6%。

Nansenのレポートもおんなじ向きや。同じ四半期のステーブルコイン決済額は2.21兆ドル、1日平均約240億ドル。月間アクティブアドレスは1,800万、成功した取引は1日平均約1,168万件。

「桁が多すぎて目ぇ回りますわ」

「ほな、これだけ覚えとけ。クリプトカードの決済量でTRONはチェーン別1位、シェア27.5%。投機やない、日々の買いもんの支払いや。銭は嘘つかん」

三つ目は財布の投票。業界メディアBSCNの集計では、ある1週間に各チェーンが得た手数料が合わせて1,751万ドル。そのうちTRONが556万ドル、全体の32%で首位。2位のソラナが420万ドル、イーサリアムが215万ドル。

「手数料て、取られ損ちゃいまんの」

「ちゃう。使う値打ちがあると認めて払う対価や。財布の紐ほど正直なもんはない」

TRX持ちは委任で、世界はドルで、使う人は財布で。

顔ぶれは違うても、選んだ答えは一つ。信頼は広告では買えん、使われ続けた時間だけが信頼になる。TRONは実験室やのうて、ドルが毎日行き交う「公道」になったんですな。公道の値打ちは、止まらんこと、安いこと、どこへでも行けること。

ほいで、ジャスティンはんは、トークン化した株と米国債をTRONに載せる構想を明かしてはる。第一弾は2026年第4四半期のトークン化株式のオファリング。狙いはアジアと新興国、証券口座を持たん人らにドル建て資産を届けたいと。ただ、対象企業もパートナーもまだ明かされてへん。今はあくまで構想として聞いといとくなはれ。

「せやけど甚兵衛はん、そない大きな選挙やのに、なんで選挙カーが一台も来えへんかったんでっしゃろ」

「わからんか。道そのものが投票所なんや。それも一時も止まらん公道や。選挙カーの停まるとこなんかどこにもあらへんがな」

ドルの走るこの道を、次は株と米国債が走り出す。

送金の道はやがて資産の道になる。

次の選挙、もう始まっとるんでございます。

#TRON #TGF #TRONGlobalFriends